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フルダイブ技術はすでにある。ただゲームに行き渡っていないだけだ

楽しかったモノ・コト

『ソードアートオンライン』を見て、
「VR-MMORPGを早く体験してみたい!」
と思った人も多いのではないでしょうか。

残念ながら、
現代の技術では、
「完全なフルダイブ技術」を
再現することは、まだできません。

しかし、
技術は、確実に進歩しています。

各分野の技術を集めれば、
完全なフルダイブは無理でも、
かなりフルダイブに近いものは
作れるかもしれません。

ということで、
本記事では、
現状、人類がフルダイブ技術にどれだけ近づいているか
について、
考えていきたいと思います。

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脳波でゲームを操作できる「ブレインマシンインターフェイス」

まず、
フルダイブ技術について、
気になるのは、
「操作」
の部分になるかと思います。

以下の動画は、
事故で首から下が動かなくなってしまった方が
ファイナルファンタジーをプレイしている風景です。

男性の頭には、
プラグのようなものが装着されており、
コントローラは使われていないのがわかります。

私は本動画を発見した時、
衝撃を受けました。

本技術は、
ブレインマシンインターフェース
と呼ばれる技術です。

主に、
医療の分野で発展を遂げています。

これは、
脳と機械をつなぐことにより、
脳波を検出したり、
逆に、脳に刺激を与えたり、
といったことができる技術になります。

つまり、
脳に対して、
直接的に
「インプット」と「アウトプット」を
おこなえるわけです。

もちろん、まだまだ、
ゲームを作れるほどには、
技術は進んでいません。

フルダイブ技術となると、
脳に直接、
大きな情報を「投影」し、
それを「操作」する
ということになるのでしょうか。

簡単ではなさそうですね。

しかし、おそらく、
この「ブレインマシンインターフェース」が、
フルダイブ技術の中核をになう技術になるでしょう。

そういう意味では、
フルダイブ技術の基礎となる技術は、
「すでに存在する」
と考えても差し支えはないと思います。

「ブレインマシンインターフェース」について、
興味のある方は、↓の記事もどうぞ。

VR技術の没入感はすでにすごい「Meta Quest 2」

VR端末『Meta Quest 2』は
体験しましたか?

まだの方は、
レンタルでもよいので、
体験されてみるといいと思います。

けっこう感動します。

『Meta Quest 2』とは、
Facebook社(現Meta社)から販売されている
VR端末です。

その没入感は、
すでに「仮想現実」と
言われる通り、
かなり現実に近いものです。

『Meta Quest2』のような
高性能なVRゴーグルを使えば、
視覚」「聴覚」を通して
仮想空間の情報を
リアルに受け取ることができます。

VR世界で受けた感覚刺激を伝達する「テスラスーツ」

そして、
次に紹介するのは、
テスラスーツ』です。

『テスラスーツ』は、
スーツ型のデバイスです。

なんと、
このスーツは、
VR世界で受けた刺激を
スーツを通して、

私たちの体にフィードバックするのです

敵から攻撃を受けたりすると、
体に衝撃を受けるようですね。

このような
スーツ型のデバイスがあれば、
仮想世界で感じた刺激を
触覚」として、
体のいたるところに
リアルに受け取ることができます。

まだ今の技術で再現できない2つのこと

VR-MMORPG。

いろいろな技術やデバイス
を統合すれば、
できそうにも思えてきましたよね!

かなり大がかりな設備が
必要になりそうですが。。。

ただ、
とある論文によれば、
現時点で再現できないことが2つあるそうです。

それは、
神経的プロセスを通した
「香り」と「味」です。

つまり、
嗅覚」と「味覚」は
再現できないということです。

この問題への解決については、
現在もいろいろなアプローチがあるようです。

しかし、
VR世界で食べるあらゆるものを、
デバイスの機能のみで
再現するというのは
かなり困難に思えます。

個人的には、
VRゲームでの「味覚」や「嗅覚」は
なくても、仕方ない機能だとも思いますが。。。

これらを含め、
人間の五感のすべてを
「ブレインコンピュータインターフェース」で
完全に制御できてこそ、
「真のフルダイブ技術」が実現されるという考え方も
できるかもしれませんね。

フルダイブ技術はすでにある!?

さて、
私の考えでは、
「完全なフルダイブ技術はまだ無理」ですが、
疑似フルダイブ技術はすでに作れる
という結論になりました。
(タイトルでつられてしまった方、すみません。)

話をまとめます。

まず、
ブレインマシンインターフェース」を使えば、
脳からの命令だけで、
仮想世界を自由に動き回れます。

次に、
Meta quest2』のような
VRゴーグルを使えば、
仮想世界の情報を
視覚」「聴覚」を通して、
かなりリアルに受け取れます。

そして、
テスラスーツ』のような
スーツ型デバイスを使えば、
仮想世界で受けた刺激を
触覚」を通して、
体のいたるところに受け取れます。

以上の技術で
私は、
疑似フルダイブ技術を再現できる
と考えています。

仮想世界を
体全体で体験できるなら、
「すべてが脳内で完結」する
必要はありませんよね。

しかし、
現在の技術では、仮想世界の
味覚」「嗅覚」を
デバイスで再現できないのも事実です。

真のフルダイブ技術」は、
人間の五感すべてを、脳内だけで再現する
ものだと思います。

そういった意味では、
人類は、
フルダイブ技術の基礎となる技術」は、
「ブレインマシンインターフェース」として、
すでに手にしているものの、
真のフルダイブ技術」を創り出すのは、
まだまだ先のことであると思います。

デバイスだけでなく、コンテンツも重要!

今回は、
現状、人類がフルダイブ技術にどれだけ近づいているか
について、
考えてみました。

今の技術だけでも、
『ソードアートオンライン』とまでは、いかないものの、
『レディプレイヤー1』の世界は
目の前に来ているようにも感じます。

後はコンテンツが
育つのを待つだけかもしれません。

昨今では、
なかなか面白いMMORPGも、
見当たらないようにも感じています。

現在、やはり、
『ソードアートオンライン』に最も近づいているのは、
VR-MMORPGの『Zenith: The Last City』ということに
なるのでしょうか。

あまり話題にはなっていないのが残念ですが・・・

SAOファンのみなさんは、
最新技術に置いていかれないように、
VR-MMORPGの新しい世界に
片足を突っ込んでおいてみても
良いかもしれませんね。

ちなみに
『Zenith: The Last City』は、
Meta Quest2を
使って遊ぶことができるようです。

以下、PRです。