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仕事を頑張りすぎた男の末路。仕事はほどほどでいいワケとは

仕事がつらいあなたへ

仕事、頑張っていますか?

私は、仕事を頑張り過ぎた結果、
休職にまで追い込まれてしまいました。

今だから、わかります。

よく言われることですが、
「仕事は、ほどほどにやっていればよい」
のです。

あなたがもし、普通の会社員であり、
仕事に全力で取り組んでいるならば、
少し生き方を考え直すべきかもしれません。

そのわけを整理していきましょう。

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仕事を頑張ってしまうのは、どんな人?

会社での仕事というのは頑張ったところで、
その分、賃金が上がるわけではありません。

あなたの捧げた時間に、
対価が支払われるだけです。

では、人は、なぜ仕事を頑張るのでしょうか?

細かい動機は、人それぞれだと思いますが、
日本国の一般企業に勤める方々については、
突き詰めると、結局のところは、

承認欲求を満たすため

に仕事を頑張っているといえるでしょう。

それ以外の理由は、特殊な事例を除けば、
だいたい詭弁だと思います。

外資系企業や個人事業で、
結果を出すほど、賃金や待遇がよくなるという
境遇の方にとっては、
その限りではありませんが。

つまり、
組織でわざわざ承認欲求を満たしてもらわないと
アイデンティティを保てないかわいそうな方々が
仕事を必死で、全力で、頑張ってしまうのです。

彼らは、人生において、
ほかに頑張る対象がないのです。

彼らは、仕事を頑張っていれば、
必要とされているという気分になるのです。

彼らには、ほかに居場所がないのです。

つまり、仕事を頑張ってしまう会社員は、
実は、かわいそうな人生を歩んできた人たちなのです。

かくいう私もそうだったのだと思います。

あなたは、大丈夫ですか?

明日、定年を迎えたとして、
何かやりたいこと、ありますか?

私は、「仕事を頑張る」という行為は、
今では、とても危険なことだと思っています。

仕事はほどほどでいいワケ

具体的に、
なぜ仕事を頑張ることが
危険だとまで言えるのか、整理していきましょう。

あなたの成果は会社や上司に帰属する

会社におけるあなたの功績というのは、
組織のリーダーや会社に帰属します。

仕事で特許を書いたことがある方は
分かると思いますが、
その発明は会社のものです。

発明者の氏名として、
明細書には、あなたの名前は記載されるかもしれませんが、
権利はあくまで会社に帰属します。

特許であれば、まだ、
発明者としてあなた個人の価値や名声を高めることはできるでしょう。

しかし、
日々、現場で行う雑務や折衝事などは、
つらい仕事ではありますが、
いくらあなたが必死に取り組んだところで、
あなた自身の価値を高めることには一切つながりません。

たいていの会社の人事考課というのは、いい加減なものです。

あなたの成果は、上司にかすめ取られる、
とまでは言いませんが、
必ずうやむやにされます。

おそらく、あなたは、
「今、業務がちゃんと回っているのは、誰のおかげだ?」
と、思いながらも、
その苦労は誰からもしかるべき評価をされず、
どんどんフラストレーションがたまっていきます。

最後には、
上司や同僚との仲もさぞ険悪になることでしょう。

組織にとっても悪影響です。

そんなことになるくらいなら、
最初から仕事など、頑張らず、
難しい仕事は、適当にやるそぶりをした後、上司にでも任せましょう。

上司には責任があります。
そのために高い賃金をもらっています。

え?それじゃ自分の成長のためにならないって?

そういう前のめりな姿勢や考え方が、
あなたのフラストレーションを増大させていくのです。
自覚しましょう。

会社は頑張るあなたに付け込んでくる

会社は、仕事熱心で頑張っているあなたを
とことん利用しようとしてきます。

「仕事の報酬は仕事だ」などと都合のいいことを言い、
やりがい搾取を行うかもしれません。

他に優秀な社員がいなければ、
次々にあなたに仕事が押し付けられることでしょう。

そして、前項でも記載しましたが、

たいていの会社の人事考課というのは、いい加減なものです。

気にするだけ無駄です。
あなたの苦労は、何の価値ももたらしません。

そして、その苦労が終わるのは
最後にあなたが体を壊したときです。

そして、上司は、
「なぜ、体調を崩したのかわからない。まったく迷惑だ。」
などと、のたまい、あなたを使い捨てにします。

精神疾患に由来する労働災害の認定率は、
3割ほどであり、高いとは言えません。

労災認定がもらえれば、会社側に逸失利益を
請求することも叶うかもしれませんが、
7割は泣き寝入りということになりますね。

そんなの嫌ですよね。

つまり、最初から仕事など
頑張らなければいいだけの話なのです。

え?でも、誰かが代わりにやらないといけないって?

管理職にでもやらせましょう。

管理職は、使い捨てられても文句が言えないように
すでに会社から高い賃金と裁量をもらっています。

どうしても仕事を引き取ってもらえないなら、
「体調が悪い」とだけ連絡して、
適当に数日、休めば、どうにかなると思います。
風邪だのなんだのと余計なことを言ってはいけません。

仕事が回らなくて困るのは
あなたではなく、あなたの管理者です。

あなたの中途半端な責任感は
組織を甘やかし、
マネジメントを稚拙にさせているかもしれませんよ。
自覚しましょう。

仕事を頑張るあなたは勘違いの優越感に浸ってしまう

あなたは仕事を頑張ることで、
仕事を頑張っていない人を
自分より下に見ていませんか?

その勘違いが最も危険です。

その人が、仕事を頑張っていないのは、
仕事を頑張る必要などないからです。

上項でも記載しましたが、
会社員が仕事を頑張る理由は、突き詰めると、

承認欲求を満たすため

です。

つまり、
仕事を頑張らなくてもいいという人は、
組織で
承認欲求を満たす必要がない
ということです。

おそらく、
打ち込める趣味や
愛情を捧ぐ家族、
何より、他者に乱されない穏やかな心が
あってのことでしょう。

きっとそういった
「仕事を頑張らない人」は
あなた自身よりも、きっと
豊かで、質の高い人生を歩んでいく
ことになるはずです。

あなたはそういった人を
見下している場合ではありません。

他人ではなく
自分の人生と向き合いましょう。

会社の仕事なんて所詮、
他人に都合よくあてがわれただけのものです。

え?仕事こそが、自分の打ち込める物だって?

あなたは、自分の人生に向き合う勇気がないがために
仕事を言い訳に使っていませんか?

自分に正直になりましょう。

さいごに

少し過激な内容になってしまいました。

気分を害されてしまったら
大変申し訳ありません。

ただ、私は、約10年という期間を
全て仕事に捧げてしまったことを後悔しています。

専門性の高い業務を行っていたため、
今後に、活かせるキャリアも残らず、
現在は、全く無関係の部署に飛ばされてしまったお荷物社員です。

会社にとって、育成に失敗した私は
もはや不要な人材というわけです。

しかし、早い段階で
「仕事は頑張らなくてもよい」ということに
気づけて良かったとも思っています。

たいていの人は、
定年を迎え、気力も失われてしまった後に、
ようやく大事な時間は全て会社に奪われてしまったのだと
気づくのだと思います。
悲しい話ですね。

みなさんも、自分の人生を生きる努力をしてみませんか。

では、最後にもう一度伺います。

明日、定年を迎えたとして、
何かやりたいこと、ありますか?