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【ブルーロック】キーパーがかわいそう!?伊右衛門送人の致命的な弱点とは

楽しかったモノ・コト

ブルーロック、とても面白いですよね。

キャプテン翼の全盛期の頃から、
考えれば、サッカー漫画も、
とてもロジカルになったものですね。

最近、ネットでこんな感想を見かけました。

「キーパーの伊右衛門送人がかわいそう・・・」

実は、私は、この感想を見て、
“少しずれてるなぁ”と感じました。

今回は、
「伊右衛門送人はかわいそうなのか?」をテーマにしていこうと思います。

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ブルーロックのキーワードは”世界一のエゴイスト”!?

さて、まず、
なぜ、”伊右衛門送人はかわいそう”という感想がずれているのでしょうか?

それは、
ブルーロックの重要なキーワードの一つが、
「世界一のエゴイスト」だからです。

「エゴイスト」というのは、
“自己中心的な人、利己主義な人”という意味です。

作中のセリフの引用となりますが、
「世界一のエゴイストでなければ世界一のストライカーにはなれない」のです。
(実世界のサッカーでは、本当にそうなのかわかりませんが・・・)

“ブルーロックプロジェクト”の目的は、
世界一のストライカーを育成することです。

つまり、
“青い監獄”で求められている人材とは、
「世界一のエゴイスト」だということになります。

それを踏まえた上で、
かわいそうだと言われる、
伊右衛門送人(いえもん・おくひと)という人物について、
くわしく見ていきましょう。

伊右衛門送人は、どんな人物!?

では、
かわいそうだと言われる、
伊右衛門送人(いえもん・おくひと)とは、
どんな人物なのか、見ていきましょう。

以下は、伊右衛門選手のプロフィールです。

  • 誕生日 11月19日
  • 年齢 18歳(高校3年生)
  • 星座 さそり座
  • 出身地 高知県
  • 家族構成 父・母・自分・妹
  • 身長 187cm
  • 足のサイズ 28cm
  • 血液型 A型
  • BL入寮前の所属チーム 本木高校サッカー部
  • 利き足 右利き
  • 好きなサッカー選手 エディン・ジェコ
  • サッカーを始めた年 6歳
  • 座右の銘 「与える人間になりなさい」(両親の教え。‥だから頼み事は断れない)
  • 自分が思う自分の長所 律儀、真面目、頼り甲斐がある、字がキレイ
  • 自分が思う自分の短所 頼まれたら断れないところ
  • 好きな飲み物 コーヒー(朝と夜。1日2杯は欠かさない)
  • 嫌いな食べ物 シュークリーム(クリームが嫌い)
  • BESTご飯のお供 コロッケ(え? 食べない? ご飯と一緒に…)
  • 趣味 喫茶店、コーヒー屋めぐり
  • 好きな季節 春(桜がキレイだから)
  • 好きな映画 『おくりびと』(心に沁みるから)
  • 好きな漫画『いいひと。』
  • キャラカラー 抹茶色
  • 好きな動物 オランウータン(何か話が通じる気がするから)
  • 得意科目 国語・現代文・書道(字を書くのが好き)
  • 苦手科目 美術(1ミリも才能がない気がしてる)
  • よく読む雑誌 ジャンプ(『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』が好きだった)
  • 何フェチ うなじ(着物が似合う女性が好き)
  • されたら喜ぶこと 頼られること(なんだかんだで嬉しい)
  • されたら悲しむこと 真面目でつまんな人扱い(俺だってフザける瞬間はある!)
  • 好きなタイプ 広末涼子(『おくりびと」の時の)
  • 昨年のバレンタインチョコ数 3個
  • 睡眠時間 8時間(みんな寝た方がいい。人生で一番大事な時間だ)
  • お風呂で最初にどこから洗うか ワキ(その日の淀みが一番たまってそうだから)
  • コンビニでつい買ってしまうもの 汗拭きシート(匂い‥気になるしね)
  • きのこ派orたけのこ派 たけのこ
  • 地球最後の日に何をするか コーヒーを淹れる
  • 1億円もらったら何をするか 貯金
  • 休日の過ごし方 サウナで瞑想
    (出典:ブルーロック キャラクターブック EGOIST BIBLE)

座右の銘が、
「与える人間になりなさい」だという時点で、
彼は、かなりの”良い人”だということがわかりますね。

どうやら、
立派なご両親の教えのようです。

そして、
本人の自己申告によれば、
彼のプレーの持ち味は、
「オールラウンダーなところ」だそうです。

残念ながら、
ストライカーとしては、
少しいまいちな持ち味かもしれません。

ただし、
自分自身を客観視し、自身の持ち味をきちんと理解しているという点は、
実は、結構すごいことなのではないかと思えます。

伊右衛門送人はいい選手だが、いいストライカーではない!?

さて、では、彼が、かわいそうだと言われる所以は、
どんなところにあったでしょうか。

それは、
「”青い監獄”の一次選考において、全試合にわたって、ゴールキーパーを引き受けてしまうところ」ですよね。

世界一のストライカーを育成するプロジェクトに招集されておきながら、
この扱いは、確かに、あまりにもかわいそうだとも言えるかもしれません。

しかし、
ここで、少し思い返してみましょう。

ブルーロックプロジェクトが求める人材は、
「世界一のエゴイスト」なのです。

そして、
このことは、プロジェクトの責任者である、
絵心甚八氏もしっかりと明言しています。

残念ながら、
プロジェクトで「求められる人物像」は、
しっかりと名言されているのです。

「世界一のエゴイストを求めている」と明言されている状況において、
あくまでも「良い人」を続けるという選択をすることは、
もはや、”負けを認める”という選択をしたことになるとは思いませんか?

実社会でも言えることですが、
意思決定者から、
「求められる人物像」が提示されているにもかかわらず、
あえて、それ演じない行動をとってしまうということは、
それによって、どんな扱いを受けても文句は言えないということなのです。

例えば、会社で、
「他人に命令されるのは性に合わない!」と言って、
上司の指示に従わない社員は、
クビにされても文句は言えません。

そんな人は、あまりかわいそうだとは思えませんよね。

ブルーロックで「良い人」を続けるということは、
これと、大きな違いはないのです。

一つだけ違うとすれば、それは、
”たいていの会社”では、「良い人」が求められているのに対し、
”青い監獄”では、「世界一のエゴイスト」が求められているという点です。


おそらくですが、
誰しも、周りの人に「こいつ、自己中(エゴイスト)だな」と思われるのは、
良い気はしないのではないでしょうか?

”エゴイスト”は嫌われ、
”良い人”は好かれるからです。

つまり、
伊右衛門送人は、
「周りの人に嫌われたくない」と「世界一のストライカーになりたい」を
天秤にかけた結果、同調圧力に屈し、
「周りの人に嫌われたくない」という選択肢を選んだだけなのです。

自分のポリシーに準じ、
勝負からおりた人は、
かわいそうでも、なんでもないと言えるとは思いませんか?

ブルーロックの本質は”蠱毒”!?

ブルーロックプロジェクトの本質は、「蠱毒」です。

「蠱毒」とは、
小さな入れ物の中に大量の生き物を閉じ込めて共食いさせ、
最後に残った1匹を呪詛の媒体に用いる古代中国の呪術です。

転じて、最近では、
「戦わせたり、競わせたりして最後の1人になるまで続ける」ことを、
蠱毒と表現することもあります。

ブルーロックは、
まさにこの「蠱毒」の状態にあると言えるのです。

独断と偏見によって
選ばれた300人の将来有望な選手たちを、
”青い監獄”に閉じ込め、
最後の一人になるまで、選考を行い続けるのです。

そこでは、
より弱いエゴイストは、先に淘汰され、
より強いエゴイストが生き残るのです。

そして、
作中で最も弱いエゴイストであった、
伊右衛門送人は、
真っ先にゴールキーパーに追いやられ、
淘汰されたという見方もできます。

そう考えれば、
両親に立派な教育を受けてしまったことで、
真っ先に夢をあきらめなければならなくなった彼の生まれの不幸は、
やはり、かわいそうなのかもしれません。

しかし、
物事は長い目で見なければなりません。

”世界一のエゴイスト”を極め、
”世界一のストライカー”の名を冠しても、
それは一瞬の栄光でしかありません。

大きすぎる成功を収めた人間は、
その後の人生で破滅する例も多いという話もよく聞かれます。

そういった視点から考えれば、
長い人生を”良い人”として、
まっとうし、人に囲まれ、愛されながら、
生きる人生は、とても意義深いと言えるのではないでしょうか。

つまり、
伊右衛門送人は、
ブルーロックプロジェクトに招集された選手の中では、
”かわいそうな人”というレッテルを貼られていますが、
彼は、その実、誰よりもずっと意義深い人生を送ることが、
できるという解釈もできそうです。

そう考えれば、逆に、
「世界一のストライカー」という呪われた冠に、取りつかれ、
すべての屍を乗り越えた末に、
”青い監獄”を生き抜いた選手こそが、
最もかわいそうな人だと言えるようにすら、
私には思えてしまいます。