玄米食で注意すべきは農薬より『ヒ素』。健康リスクを計算してみよう

健康を守る
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玄米は、体にいい
といわれて、
玄米食を検討している方も
いるのではないでしょうか。

一方で、
玄米には残留農薬が多いから
食べない方がいいよ!

という話も聞いたことがある方も
いるかもしれません。

一体どっちが本当なのでしょう。

さて、実は、私個人としては、
玄米について、
最も注意すべきは、
残留農薬よりも

ヒ素
だと思っています。

玄米の残留農薬について、
気になる方は、↓の記事をどうぞ。

では、
玄米は普通に食べても問題がないのかどうか
見ていきましょう。

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今回の参考文献

今回の参考文献は、

Manoj Menona, Binoy Sarkar, Joseph Huftona, Christian Reynolds, Saul Vazquez Reina,
Scott Young(2020)
Do arsenic levels in rice pose a health risk to the UK population?
Ecotoxicology and Environmental Safety, Volume 197, 1 July 2020, 110601
/https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0147651320304401?via%3Dihub

です。

本文献は、
イギリスにおける
お米に含まれる
ヒ素の健康リスクに関するレビューです。

本文献を参考に、
日本についても、
考えてみたいと思います。

玄米は普通に食べても大丈夫?

まず、
結論からになりますが、
実は、普通に玄米を食べてしまうと
健康リスクがあるのではないか?
という答えに至りました。

あなたが、
特に対処を行わず、
玄米を食べているなら、
少々警戒が必要かもしれません。

加えて、
下記のような、いくつかの注意点もあります。

ヒ素を含む食品はお米だけではない

ヒ素を含む食品は、
お米だけではありません。

農林水産省の実態調査によれば、
野菜や果物なんかにも
ほんの少しずつですが、
ヒ素は存在しています。

総ヒ素と無機ヒ素という項目が
ありますが、
特に毒性が高いのは、
無機ヒ素」です。

どうやら
海藻、特にひじきには
注意が必要なようです。

玄米を使って、
ひじきの炊き込みご飯など
しようものなら、
ヒ素の曝露リスクが
いっきに高まってしまいますね。

子どもは食べない方がよい

子どもは大人に対して、
体重が軽いですよね。

ヒ素のような毒性物質は、
体重に対して、
どれだけの量の毒性物質に
さらされたかが、
安全の基準となります。

つまり、
同じ量のヒ素を食べてしまっても、
体重60kgの大人と
体重20kgの子どもでは、
リスクが3倍になるわけです。

加えて、
本文献に言及はありませんが、
妊婦の方も
玄米を食べ過ぎるのはよくありません。

ヒ素にさらされた胎児には、
出生後にも長く悪い影響が残ることは、
有名な話です。

栄養学との兼ね合いにもなりますが、
ヒ素のリスクだけを考えるなら、
特に、「子ども」や「妊婦さん」については、
玄米は食べない方がよいでしょう。

ヒ素の健康リスクを計算してみよう!

では、
参考文献をもとに、
具体的なヒ素の健康リスクについて、
計算をしてみましょう。

ヒ素のRfD(有害影響のリスクがないと推測される摂取量)

まず、
アメリカ合衆国環境保護庁によれば、
ヒ素のRfD(有害影響のリスクがないと推測される摂取量)は、

「0.0003mg/kg・日」とされています。

つまり、
1日に摂取しても大丈夫なヒ素量は、
0.0003mg×体重(kg)

となるわけです。

もし、
あなたの体重が50kgであれば、
1日当たり0.015mgまでの
ヒ素を摂取しても、
発がんリスクには、
ならないだろうというわけですね。

ちなみに
RfDはリファレンスドーズの略です。
「参照用量」と訳されます。

日本のお米に含まれるヒ素量

さて、
ヒ素の摂取が、
どれだけの量までならば、
発がんリスクにならないか
についてはわかりました。

次は、
お米にどれだけのヒ素が
含まれているのか?
です。

農林水産省の実態調査によれば、
日本の玄米に含まれるヒ素の
中央値は0.15mg/kg程度となっています。

この玄米を、
1日三食100gずつ食べるとすると、
300g(0.3kg)/日になります。

つまり、
1日のヒ素の摂取量は、
0.15mg×0.3kg =0.045mg
となります。

さて
これが何を意味するか
わかりますでしょうか?

くわしく見ていきましょう。

玄米食はヒ素の健康リスクを避けられていない!?

話を整理します。

あなたの体重を50kgと仮定します。

1日に摂取してもいいヒ素の量は、
0.015mgです。

そして、仮に
毎日0.3kgの玄米を食べているとすると、

1日のヒ素の摂取量は、
0.045mgです。

比べてみると、
ヒ素の摂取量>摂取してもいい量
となってしまっているわけです。

つまり、
発がんリスクがありますね。

毎日、玄米を食べていたとすると、
これは少しショックですね。

そして、
さらに驚くべきことがあります。

玄米だけでなく精米にもヒ素への曝露リスクがある

精米についても、
同様の方法で計算してみましょう。

農林水産省の実態調査によれば、
日本の精米に含まれるヒ素の
中央値は0.09mg/kg程度となっています。

すると、
一日のヒ素の摂取量は、
0.09mg×0.3kg=0.027mgとなります。

1日に摂取しても大丈夫な
「0.015mg」を
超えてしまっているではないですか。

つまり、
普通に精米を食べているだけでも、
1日に摂取してもノーリスクな量を
超えてしまっている可能性があるということです。

これは、
あまり話題にはなりませんが、
健康への影響を懸念する声も
ないわけではありません。

ただし、
日本で明確な健康被害が
発生していないことも
事実ではあります。

ですので、
パニックにならず、
いったん落ち着いてくださいね。

お米は食べない方がいいの?

さて、
玄米や精米のヒ素の量に
少しとまどった方もいるかもしれません。

しかし、
この数値を見て、
ただちにお米を食べるのはやめるべきである
というわけではありません。

少し驚かせてしまいましたが、
この度の健康リスクの計算に
用いた数値は、文献の中でも
最も保守的な評価
とされています。

現に、
別の値を使用すれば、
ヒ素の健康リスクを避けられる摂取量は、
0.04mgとなります(体重50kgの場合)。

これで、精米については、
ヒ素摂取量<摂取してもいい量
となり、健康リスクはない
と考えてもよいことになります。

ただし、
やはり、玄米には、
注意が必要なのは変わりませんが。

専門家の方が、
「玄米は毎日、食べない方がいいよ!」
と言っているのは、
こういったことが背景にあるようですね。

さいごに

この度は、
「玄米中のヒ素」について
取り上げました。

結論としては、
何も考えずに
三食玄米を食べた場合、
ヒ素による健康リスクを
抱えることになる
かもしれない
ということになりました。

昨今、
人気ユーチューバーの方なども
玄米は体にいいという話を
取り上げています。

私もミーハーなので、
そういった情報を
鵜呑みにして
玄米食を検討していました。

自分で調べてみれば、
茶色い穀物が体にいいという
研究報告はもちろん見つけられます。

一方で、
精製しない穀物には、
ヒ素のような有害物質が存在するため、
健康への懸念があるという報告があるのも
事実です。

本当に健康に長生きがしたいならば、
物事を多面的にとらえて、
情報を自分で精査するという
多少の努力も必要なのかもなぁ
とも感じた今日この頃です。

ちなみに、とりあえず、
私は、もろもろの話を検討した結果、
玄米食は、
少し保留にしようかなぁ
と思っています。

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