「焦げた肉を食べるとガンになる」はもう古い?背景を正しく理解しよう

健康を守る
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バーベキューをやってると、
焦げた肉を食べるとガンになるぞ!
と脅迫してくる人、いませんか?

でも、
それ、嘘らしいよ!
と弁護をする人も
いたりします。

だが、しかし、
その背景についてまで、
しっかり説明してくれる人までは
いませんよね?

真相は一体、
どうなっているのでしょう?

ということで、
今回は、
焦げを食べるとガンになるの?ならないの?
について、
取り上げようと思います。

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今回の参考文献

今回の参考文献は、

ティム・スペクター(2021)
『歪められた食の常識―食品について聞かされた事のほぼすべてが間違っているわけ』.
白揚社

です。

著者のティム・スペクター氏は、
双子研究の世界的権威といわれている人物です。

個人的には本書は
なかなか面白い部類に入ると思います。

「焦げを食べるとガンになる」と言われる理由

さて、まず、
なぜ「焦げを食べるとガンになる」
と言われるようになったのでしょうか。

それは、
食べ物が焦げると、
主に下記の2つの物質が発生すると

言われているからです

・アクリルアミド
・多環芳香族炭化水素(PAHs)

難しい名前ですね。
すらっと言えるとかっこいいかもしれません(笑)

これらの物質を
WHOが、
人に対して、おそらく発がん性がある
というグループに
分類してしまったことが
ことの発端なわけです。

普通に考えれば、
世界保健機関のお言葉なので
軽視するわけにはいきませんよね。

しかし、
ここでも、ジャーナリストやメディアが、
背景情報をきちんと伝えていないことによって、
誤解が招かれてしまっている

部分もあるわけです。

こういったことは
食品業界でよくあることなのです。
よければ、↓の記事ものぞいてみてください。

では、
くわしく見ていきましょう。

アクリルアミドとPAHsは、なんでできるの?

熱がかかると、
物質は「化学反応」を起こします。

食べ物も例外ではありません。

アクリルアミドは、
高温で
アミノ酸の一種であるアスパラギンと、
が「化学結合」することにより、
誕生します。

PAHsも同様に、
食べ物の中の
炭化水素(有機物)が「不完全燃焼」すると
できてしまうと言われています。

アクリルアミドは本当に危ないの?

誤解を生まないために、確認しておきますが、
アクリルアミド自体は、
安全なものではありません。

手につくと、針で刺したように痛いです(体験談)

しかし、食べ物の場合、
特に大事なのは、
ごく微量を摂取したとき、
人に対して、発がん性があるのか
ですよね。

アクリルアミドの発がん性について、
根拠となっているデータは、
・大量のアクリルアミドを動物に与える研究
・スイスの川に含まれていたアクリルアミドが牛の群れを謎の病気にしたという事例
であるといわれています。

これだけの根拠では、
「人に対して、発がん性がある」と言われても、
ピンときませんよね・・・。

ちなみに、
人間に対しての研究では、
明らかな発がん性は認められなかった
とされています。

なので、
「人に対して、”おそらく”発がん性がある」
というわけなのですね。

PAHsは本当に危ないの?

アクリルアミド同様、
PAHsについても、
完全に安全なものであるというわけではありません。

しかし、
食べ物の場合に特に大事なのは、
微量を摂取したとき、
人に対して、発がん性があるのか
です。

PAHsの発がん性について、
根拠となっているデータは、
・実験室での研究
・消火活動で煙をあびる消防士の発がん性が高いという観察結果
であるとされています。

こちらも、
あまり、信憑性が高いとは言えないデータです。

どうやら
あなたが、1年中、毎週のように
バーベキューにまねかれ、
焦げた肉を処理させられる人気者でない限り、
心配はいらないとも言えそうです。

さいごに

今回は
焦げを食べるとガンになるの?ならないの?
について、見てきました。

おそらく、
健康ニュースに、さとい方々は、
「焦げを食べるとガンになる」というのは
デマ情報だと
聞いたことがあったかと思います。

しかし、
その背景情報までは、
さすがにご存じなかったのではないでしょうか。

あふれる情報に振り回されないように
正しい知識を身につけていきたいものですね。

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