記事内に広告が含まれています。

アメリカ産の牛肉がヤバい理由。肉骨粉って何?

その食品、安全性は?

アメリカ産の肉は、
育てるときに「動物の死がい」を
食べさせてるから食べない方がいい!

そんな話を聞いたことはないでしょうか?

本当なら少し気持ち悪い話ですね。

確かに、
これはうそではありません。

しかしながら、
これは、アメリカだけの話ではありません。

日本でも、
ヨーロッパでも
行われていることです。

さあ、
急に他人事ではなくなりました。

この「動物の死がい」のことを、
肉骨粉」といいます。

今回は、
肉骨粉」の観点から、
アメリカ産の牛肉がヤバい理由
について、見ていきたいと思います。

スポンサーリンク

肉骨粉を食べた家畜って危険なの?

まず、今回の結論は、
「肉骨粉を家畜に食べさせること自体は、特に危険はない
です。

むしろ、
「肉骨粉」は、
家畜たちにとっては、
貴重な栄養です。

しかし、
「牛」にとっては、
「肉骨粉」が「とある病気」の原因に
なるかもしれないのです。

そして、
運用上の問題から、
特に「アメリカの牛」には
注意が必要かもしれないのです。

では、
くわしくみていきましょう。

肉骨粉は、狂牛病(BSE)を広めてしまった!

では、
なぜ「牛」にとっては、

「肉骨粉」に注意が必要といわれるのでしょうか。

それは、
2000年代に起きた大事件、
狂牛病(BSE)」の原因が
「肉骨粉」にあるからです。

まず、
BSEは、
「牛」のような「反すう動物」たちがかかる病気で、
「豚」や「鶏」は、
かからないと報告されています。


「牛」のBSEへの感染は、
「BSEにかかった牛の肉骨粉」を
食べることによって広がりました。

そして、さらに、
「BSEにかかった牛の肉骨粉」を
別の元気な牛が食べる・・・

こうした二次、三次感染で、
BSEはどんどん広がってしまったのです。

加えて、恐ろしいことに
「BSEにかかった牛」を
人間が食べてしまうと、大変です。

その人は、
「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」という病気に
かかってしまいます。

この病気は、
神経難病の一つで、
致死性もある病です。

そのため、BSE問題のあと、
それぞれの国で対策がとられるようになったのです。

それぞれの国のBSEへの対策

では、
それぞれの国の対策をみてみましょう。

なぜ、
「アメリカの牛肉」に
注意が必要な理由がわかります。

日本のBSE問題後の対応

BSE問題を受けて、
日本では、どうなったでしょうか。

日本では、
「牛」に「肉骨粉」を食べさせることは
禁止されました。

しかし、
「豚」や「鶏」は、
BSEにかかりませんので、
「肉骨粉」を食べ続けています。


「牛」には「肉骨粉」を食べさせないため、
「豚」や「鶏」のえさが
「牛」のえさに混入することもありません。

日本では、
BSE対策がしっかりと行われていると言えるでしょう。

ヨーロッパのBSE問題後の対応

BSE問題を受けて、
ヨーロッパでは、どのような対策を採ったでしょうか。

ヨーロッパでは、
「肉骨粉」が完全に禁止されました。

さすがは、
安全にきびしいヨーロッパです。

しかし、
2021年、ついに、
「豚」や「鶏」に
「肉骨粉」を食べさせることが

解禁となりました。

やはり、
家畜を再利用できないことによる
あまりのムダの大きさに
耐えきれなくなったのでしょう。

もちろん、
「牛」については、
「肉骨粉」を食べさせることは禁止のままです。


ヨーロッパについても、
日本と同じように、
BSEの対策はしっかりと行われていると言えるしょう。

アメリカのBSE問題後の対応

さて、BSE問題を受けて、
アメリカでは、どうなったでしょうか。

アメリカでは、
牛」に「牛の肉骨粉」を食べさせることが
禁止されました。

日本とは違い、
アメリカの牛は、
「豚や鶏から作った肉骨粉」を
食べているということですね。

「豚」や「鶏」は、
日本と同じで、
「肉骨粉」を食べ続けています。

しかし、
ここから、アメリカでは、
少し気になる話があります。

アメリカでは、
「鶏」のえさの食べ残しを
「牛」にあげることが許されています。

「えっ!?」と、
思いませんでしたか?

つまり、
「鶏」のえさと
「牛」のえさは、
混ざってしまいます。

まずいことが起きそうですね?

仮に、
「BSEにかかった牛」がいるとします。

「BSEにかかった牛」が亡くなると、
「肉骨粉」になります。

「BSE入り肉骨粉」の誕生です。

この「BSE入り肉骨粉」は、
「鶏」のえさになります。

ここまでは問題ありません。

しかし、その後、
「鶏」が「BSE入り肉骨粉」を
食べ残してしまいます。

そうすると、
食べ残しの「BSE入り肉骨粉」は
「牛」が食べることに
なってしまいますよね。

そうです。
「BSE入り肉骨粉」を
食べた「牛」もまた
BSEになってしまうのです。

つまり、
アメリカには、
依然として、「BSEの感染リスク」が
ひそんでいるのです。

そして、
BSEにかかった牛の肉を人間がたべてしまうと、
「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」に
かかってしまうという話でした。

そのため、
このリスクが怖ければ、
「アメリカ産の牛肉」は
食べない方がいいということになるのです。

アメリカ産の牛肉はどれくらい危険なの?

では、
アメリカ産の牛肉は、
とにかく危険なのでしょうか?

実は、一概に
そうとは、言い切れません。

BSEを引き起こす
「異常プリオン」という物質は、
牛の「脳みそ」や「せき髄」などに
存在しています。

ですので、
「牛」を「肉骨粉」にするときに、
「脳みそ」や「せき髄」などが
入らないようにすることで
BSEのリスクを避けることができるのです。

BSEが広がると、
畜産業者さんも困りますので、
ここは、きっちりと徹底されていることでしょう。

そのため、
「BSEが、また広がる」
というリスクには、
「ある程度の対策がとられている」
と考えてもいいと思います。

しかし、
混入のリスクが完全に排除されていない以上、
リスクをきちんと理解していない畜産業者が、
利益を追い求めて、
またBSEを広めてしまうことは否めないかもしれません。


BSEリスクが「ゼロ」の
「国産」や「ヨーロッパ産」の牛肉か。

BSEリスクが「小さい」
「アメリカ産」の牛肉か。

我々は、
リスクを理解した上で、
選ばなければならないわけですね。。

結局、アメリカ産の牛肉はヤバいの!?

今回は、
肉骨粉」の観点から
アメリカ産の牛肉がヤバい理由
について、見てきました。

BSEのリスクの話をまとめましょう。

・日本やヨーロッパでは、牛に「肉骨粉」を与えることは禁止されています。
・原則として、アメリカの牛は、「豚や鶏で作った肉骨粉」を食べています。
・しかし、アメリカの牛は、「鶏」の飼料の食べ残しを食べるため、BSEのリスクは「ゼロ」ではありません。

国産やヨーロッパ産の牛肉で
「ゼロ」リスクをとるか。

アメリカ産の牛肉で
「小さい」リスクをとるか。

日本では、
選択をそれぞれの消費者にゆだねられています。

いまや、つねに選択を
せまられる時代です。

正しい情報を知ったうえで
がんばって選んでみましょう。

食材宅配サービスは、わりとおすすめ

さて、
食品に安全について、
しっかり勉強する時間がないあなた!

私のおすすめは、
食材宅配サービス」です。

食材宅配サービスの利点は、
「安全な食品を提供してくれること」
だけではありません。


自分で買い物に行かなくてよくなる


これは現代において、
非常に大きなメリットです。

賢い人は、今や
「お金」で「時間」を買う時代です。

あなたは、
毎週、生活必需品の買い物なんかに
何時間も拘束されてはいませんか?


それに、
毎日の献立を考えるのに、
素人のあなたが脳のリソースを
使うのは非常にもったいないです。


そこはもう、
プロに任せましょう!


「食材宅配サービス」は、
あなたの「健康」と「時間」と「自由」への投資です。

一度試してみては
いかがでしょうか?

オイシックスのおためしセット

まずはこちら!

3日分の食材が1980円で、送料無料。

定期ではなく、一回限りのセットなので、
自動継続される心配もありません。

気に入らなければ、全額返金してもらえるんです。

わりと良い条件ですよね。