よし研’s PROFILE

はじめまして。
「Ken Yoshida」と申します。

当ブログに興味を持っていただき、
誠にありがとうございます。

よし研の経歴

私は、化学メーカーに、
勤務している中堅サラリーマンです。

ざっくりした経歴は以下の通りです。

・入社~8年目:研究部門(高分子材料系)
・8年目~9年目:開発部門(高分子材料系)
・9年目~14年目:品質部門
・14年目~現在:デジタル推進部門

入社以来、約10年間、
私は研究開発をしながら、気ままに過ごしてきました。

新しいことを学ぶのが好きで、
好奇心の強い私には天国のような職場でした。

「このまま、社内の高分子材料の有識者になっていきたい!」
そんなことを若手ながらに、考えていました。

しかし、ある日、
社内で勃発した”品質不正問題”が、
私のキャリアの歯車は狂わせ始めます。

会社は、
品質管理体制の立て直しをはかるため、
急遽、品質是正部門を立ち上げました。

しかし、
急遽立ち上げた新部門に配置すべき、
適当な人材が、簡単に見つかることはありませんでした。

そんな中、
開発部門内でそこそこ高い評価を得ていた私に、
品質是正部門への招集の白羽の矢が立つことになりました。

品質是正部門の仕事は、
部門間の折衝や、社内ルールの整備といった調整業務が主でした。

研究開発で、高評価を得ていた私でしたが、
業務内容が大幅に変われば、
結局、大した成果を上げることができず、
ふがいない思いをしたことを鮮明に覚えています。

その後、私は、長期病気休職を挟み、
自身の今後のキャリアについて、深く思い悩むことになります。

しかし、結果的に、
長期病気休職は、
私に、思い切ったキャリア転換を決意させるきっかけとなりました。

私は、ずっと、
「研究開発業務に戻りたい・・・」
そう思い続けてきました。

しかし、休職を経て、これまで積み上げてきた、
高分子材料の知識も技能も、実験技術も、
すべてぶち壊す覚悟が、固まったと言えるでしょうか。

「もう第一線の技術者たちに追いつくことはできない・・・」
そんなあきらめ染みた考えもあったと思います。

無事、復職を果たし、
仕事を軌道に乗せた私は、
当時の上長に”デジタル推進部門”への配置転換を願い出ました。

休職中、生成AIやブロックチェーンなどに興味をもった私は、
世の流れに乗るためには、
デジタル技術に携わるのが良いと漠然と考えるようになっていました。

化学メーカーにおいて、
自らデジタル部門に行きたがる人間は、
多くはないため、この打診はあっさりと受け入れられることになりました。

デジタル推進部門への配置転換は、
中堅社員の年齢にもなって、
0からの再スタートを意味します。

ときどき、
何もできなくなった自分に対して、
悔しさを感じることはあります。

しかし、後悔はありません。

日々新しい経験を積む毎日ですが、
新しいことを学ぶのが好きで、
好奇心の強い私にとっては、良い環境だと思っています。

ブログで発信したいこと

私の特異な経験として挙げられるのは、
「リスキリングを実践したこと」と、
「デジタル技術の推進に携わっていること」だと思います。

これらに関係することを
時には、経験を基に、
時には、研究者らしくエビデンスを基に、
発信していければいいと思っています。

このような”レールを外れる”経験は、
日本人にとっては、とても恐ろしいことだと思われています。

私も、当初は、
怖さや恥ずかしさ、悔しさ、怒り、恨み、辛み・・・
いろいろな負の感情を抱えていました。

しかし、
そういった経験が、少なからず私自身に、
人としての厚みや深み、視野の広さを作ってくれたようにも思っています。

だからこそ、
まさに今そんな経験の中で、
苦しい思いをしている人たちに
私の発信が少しでも役に立てばいいな、と思っています。