記事内に広告が含まれています。

映画『モータルコンバット』のココがひどい!?もう日本未公開で良かった?

楽しかったモノ・コト

今回は、
映画『モータルコンバット』のレビューです。

ちなみに、
映画『モータルコンバット』は、
1995年にも、同名の映画作品が制作されていますが、

今回取り上げるのは、
2021年に公開されたリブート作品の方です。

私は、原作のゲームをやったことがないまま、
本作を観ました。

スポンサーリンク

映画『モータルコンバット』はひどい!?

本作の感想を一言で表すならば、
眠たくなるほど、つまらなかった」です(苦笑)

本作は、
映画の公開当初、朝の情報番組などでも取り上げられており、
メディアから、ややゴリ押しを受けていました。

真田広之さんや浅野忠信さんが出演されているため、
やはり、所属事務所がバックアップに回ったのでしょう。

大きな期待をしながら、観たので、
正直、やや肩透かしを食らった感は否めません。

映画『モータルコンバット』のココがひどい!?

日本では、原作ゲームの認知度が低すぎる!?

さて、
「世界で最も遊ばれている対戦型格闘ゲーム」と言えば、
どのタイトルのゲームでしょうか?

『大乱闘スマッシュブラザーズ』?
『鉄拳』?
『ストリートファイター』?

いえいえ。
実は、本映画の原作となっている、
『Mortal Kombat(モータルコンバット)』なのです。
(参考:Mortal Kombat hits 80 million sales, here’s how it stacks up against competition

そんな、超有名なはずのゲームタイトルのことを、
なぜ、我々は知らないのでしょうか?

それは、
本作のナンバリングタイトルが、
日本では、ほとんど発売されてこなかったからです。

その理由については、
ライターのBJ FOXさんは、
”ゲーム内の切断表現が日本の審査当局に受け入れられなかったから”
ではないか、などとしています。
(参考:残虐格闘ゲームのド定番「Mortal Kombat 11」 僕はシスター校長先生がゲームを激しく罵倒したその放課後にメガドラ版を買ったんだよね

つまるところ、
本作は、日本でほとんど発売されていないゲームを原作とした映画なのです。

「発売されていない」ということは、
その国の市場には、作品を受け入れる土壌ができあがっていないことを意味します。

当然ながら、
ゲームが受け入れられていないのに、
映画ならば受け入れられるという道理はありません。

とにかく”薄いストーリー”と”浅いキャラクターの掘り下げ”

基本的に、対戦型のゲームには、
そもそも凝ったストーリーなど、用意されていません。

私の知る限り、
例外は、『リーグオブレジェンド』のみです。

やはり、
対戦型格闘ゲームである本作も例に漏れず、
凝ったストーリー展開など存在しません。

運命に選ばれしキャラクターたちが
わらわらと集まり、
敵と味方に分かれて、戦うだけです。

そこには、登場人物の個性も、
ないに等しいです。

衣装や装備は、
やたらと、個性的ですが。。。

この内容で、よく映画を一作撮ろうと思ったな、
と感心すら覚えます。
(※個人の感想です)

結局、本作は、
実写の映像がどれだけ、
ゲームを再現できているどうかを
楽しむのが、正解なのだと思います。

しかし、
悲しいかな、
本作の原作ゲームは、
日本では、ほとんど発売すらされず、
認知度が低いようです。

一体、日本の市場に何を期待して、
本作が公開されたのか、
意図がとても気になる作品でした。

一周回って、
次回作が気になってしまうレベルです。

原作ゲームに準拠した暴力表現がひどい!?

原作ゲーム『Mortal Kombat』の特徴は、
”「フェイタリティ」要素を確立したこと”です。

「フェイタリティ」とは、
”対戦で敗れた相手にトドメを指す残忍な演出のこと”です。

つまり、
本作の売りは、
”残忍な方法で相手にトドメを指す演出”なのです。

それが、
格闘ゲームの”勝ち演出”としてであれば、
さぞ、スカッとすることでしょう。
(負ければ悔しいでしょうが。。。)

しかし、
映画となれば話は別です。

残忍な方法でトドメを指すためだけに、キャラクターに命を吹き込んだのか・・・と考えると、
実写化された本作を、とても悪趣味に思えます。

映画のキャラクターは、
ただコマンドを入れれば動いてくれる対戦のコマではなく、
俳優が命を吹き込んだ立派な登場”人物”です。

”人物”が、
残虐な方法でトドメを指されるのを見るのは、
どうにも忍びなく感じてしまうのです。

映画『モータルコンバット』の面白い点

アクションと特殊効果はすごい!?

物語については、
あまり面白さのない本作ですが、
「アクションや特殊効果はすごい」です。

ストーリーにひねりがない分、
アクションや特殊効果には、
一目でお金がかかっているとわかるほど、「すごい」の一言です。

見どころは、
やはり、ひいき目に見て、
アクションスターの真田広之さんでしょうか。

頭を空っぽにして、
素直に観れば、本作を十分に楽しめるはずです。