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驚きの真実!テフロン加工のフライパンが有害な理由とは?

その食品、安全性は?

おいしい料理を作る上で、
最も重要な料理道具と言えば、なんでしょうか?

やっぱり、「フライパン」ですよね。

せっかくおいしいお肉を買ってきても、
フライパンにくっついて、
焦げついてしまったら、すべて台無しです。

そして、焦げついたフライパン・・・
掃除も大変ですよね。

そんな、あまたの主婦、そして主夫の方々の悩みを
解決したのが、
「テフロン加工」のフライパンでした。

「テフロン加工のフライパン」を使えば、
油をほとんど使わなくても、
食材が焦げつくことはありません。

すばらしい発明です。

しかし、そんな便利な
「テフロン加工」のフライパン。


考えたことはありませんか?

我々はなんの代償もなしに、
そんな便利さを享受できるのでしょうか!?

我々は、便利さと引き換えに
どこか知らないところで
何かとんでもない代償を払わされているのではないか!?

・・・というわけで、
この度は、
テフロン加工のフライパンは有害ではないのか
について取り上げます。

ちなみに、今回は、便宜上、
「テフロン加工」と表現していますが、
「テフロン」はデュポン社の商標です。

今回のお話は、「テフロン加工」だけでなく、
「フッ素樹脂加工のフライパン」全般を
対象にした話になりますので、悪しからず。

木工用接着剤をまとめて、「ボンド」と呼んでしまうのと
同じような話ですね。

やはり、先行者は偉大だということです。

それでは、本題に入っていきましょう。

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テフロン加工のフライパンは、やっぱり有害!?

さて、では、さっそく結論からいきましょう。

今回の結論ですが、
やっぱりテフロン加工のフライパンは、有害そう
という話になります。

テフロン加工のフライパンの背景は、
とにかく奥が深いです。

それだけに闇も深いのかもしれません。

昔から、
「テフロン加工のフライパンは有害なのでは?」
というウワサがありましたが、
そのウワサはやはり、事実であるものの、
簡単に解決できる課題ではない、というのが
実情だと思われます。

さらには、
有害であるにも関わらず、
我々は、「テフロン加工のフライパンの利便性」と「無知」に甘えて
これからも、
その有害性を野放しにしていくのだと思います。

なんだか、
怖い話の始まり方になってしまいましたね。
すみません。

それでは、くわしく見ていきましょう。

フッ素樹脂加工に使われるPTFEとPFAS

さて、
テフロン加工を語る上で、
まず、押さえておかなければならないのは、
PTFE」と「PFAS」という物質についてです。

さっそく「?」が頭に浮かびますよね。

ものすごく簡単に表すと、
「テフロン加工」のフライパンには、
PTFE」と「PFAS」という2つの物質が塗りたくってあるんだよ!
ということになります。

なので、
「テフロン加工の有害性」について知りたければ、
これら2つの物質の安全性を調べる必要があるわけですね。

ちなみに、
PTFE」が、
フライパンに塗ってあるフッ素樹脂の主役部分で、

PFAS」は、
「PTFE」を安定化させるための補助剤という
役回りになると考えて頂ければよいと思います。
(化学的には、PTFEもPFASの仲間ですが、今回はおいておきましょう)

さらにちなみに、
PFAS」というのは、「PTFEの補助剤」の総称のことで、
世間をさわがせている「PFOS」や「PFOA」などというものは、
全て「PFAS」の仲間ということになります。

「PFOS」や「PFOA」は、
有害であることがわかってきたので、
日本でも規制
が進んでいますね。

あえて、言ってしまえば、
私たちは、有害な「PFOS」や「PFOA」の影響を
すでに受けてしまっているのかもしれません。

怪しいものを使い始める時は、
安全性をちゃんと調べてから、使い始めてほしいものです。

という不満をもらしたところで、
「PTFE」および「PFAS」の有害性について、
それぞれ取り上げていきましょう。

PTFEは、有害なのか?

まずは、
フッ素樹脂の主役部分である
「PTFE」について見ていきましょう。

ちなみに、
「PTFE」は、ポリテトラフルオロエチレンの略です。

覚えておけば、飲み会で悪目立ちできること間違いなしです(笑)


それでは、
肝心な「PTFEの有害性」を見ていきましょう。

幸運なことに、「PTFE」自体には、
「毒性はない」と考えてよさそうです。

食品安全委員会のレポートによれば、

調理器具からはがれ落ちたコーティングの薄片を
飲み込んだとしても、体に吸収されず体内をそのまま通過し、
ヒトの体にいかなる毒性反応も引き起こさない

とされています。

「問題ないじゃん!」
と安心したそこのあなた!
油断するのは、まだ早いです。

ここで、
使い方を誤ると、立ちどころに
話は変わってきてしまいます。

少し昔のモノですが、
PTFEの安全データシートを確認してみましょう。

1ページ目の「有害性」のところですね。

260℃以上で加熱を続けると、
「フッ化水素」や「フッ化カルボニウム」といった
有毒なガスが発生することが記されています。

結局、無害とは言えないようですね。

とりあえず、テフロン(フッ素)加工のフライパンを使う時は、
換気扇を回しておくのが吉なようです。

そもそも劣化しないプラスチック(樹脂)など存在しないので、
気になる方は、早めにフライパンを買い替えるのも手かもしれません。

私だけかもしれませんが、
炒め物の料理をする時に
変な薬品っぽいにおいがする気もします。

あれが有毒ガスなんでしょうか・・・?

PFASは有害なのか?

では、PTFEの補助剤の役割をする
「PFAS」はどうなのでしょうか?

実は、こちらの話の方は、かなり厄介です。

有害な「PFOS」や「PFOA」は規制されたが・・・

↑の方でも少し取り上げましたが、
PTFEの補助剤として、使われている「PFAS」の内、
代表的なのは、「PFOS」や「PFOA」と呼ばれる物質でした。

これらの物質は、有害なことがわかっているため、
日本国内でも、基本的に使われることはなくなりました。

「めでたし。めでたし。」

と、ここで話は終わりではありません。


「PFOS」や「PFOA」が使えなくなった今、
代わりの役割を果たす物質が必要になりますよね。

しかし、
「PFOS」や「PFOA」の代わりになれるような物質は
なかなか世の中にはありません。

ただ、企業も代わりになる物質がないからと言って、
いさぎよく、あきらめていては、商売が成り立ちませんよね。

では、どうするか・・・?

答えは簡単で、
「PFOS」や「PFOA」と少しだけ構造の違う
「ほとんどそっくりな化学物質」を作り出して
使い始めるということになるわけです。

現在は、「PFHxS」などという物質が
よく使われているかと思いますが、そこはあまり重要ではありません。

「PFOS」「PFOA」「PFHxS」
名前、似てますよね・・・

名前も似ている通り、
構造が少し違うだけなので、
同じ役割を果たせるわけですが、
悲しいことに、その有害性も、ほとんど変わりません。

ただ、各国の政府としては、
「PFOS」や「PFOA」にそっくりな「PFHxS」に対して、
すぐには、「有害だ!」という十分な証拠を示すことはできませんよね。

それなりの研究や調査をする必要があるわけです。

いくら、政府が偉いからといっても、
言いがかりをつけて、企業の活動を妨害するわけにはいきませんからね。

そして、
政府が、検討に検討を重ね、晴れて規制が行われた頃に、
また、次の新たな「そっくりな化学物質」を作り出されるわけです。

そんなこんなで、
政府の規制を逃れるための「新しい」化学物質が、
世の中には、次々と現れ続けているのです。

まさに、「いたちごっこ」です。
専門家の方々は「化学物質のモグラたたき」などと
呼んでいるそうですが(笑)

ちょっと前に、世間を騒がせましたが、
いわゆる「脱法ハーブ」問題とまったく同じことが
普通に企業でも行われているという認識でよいと思います(笑)

つまり、
世間で使われている物質の多くは、
「安全だから使われている」のではなく、
「危険であることが証明できていないから使われている」という
話になります。

結局、PFASの有害性は?

「PFASは、安全ではない」けれど、
巧妙に姿かたちを変えながら、
使われ続けているということはわかって頂けたかと思います。

では、そもそも「PFAS」は
どのように有害なのでしょうか。

これは、今更、私が取り上げるまでもないほど、
世間で取り上げられていますが、
信憑性の高い情報ということで、
米国の公衆衛生機関であるATSDRの発信を参考にしましょう。

PFASについてのヒトを対象とした研究報告では、
以下のような影響が指摘されています。

・コレステロール値の上昇
・肝酵素の変化
・乳児出生児の体重の減少
・子どものワクチン反応の減少
・妊娠中の女性の高血圧
・腎臓がんや精巣がんのリスクの増加

多くの研究報告からも、わかる通り、
PFASはゴリゴリの「内分泌かく乱物質」のようですね。

「内分泌かく乱物質」の怖さについては、
↓の関連記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

PFOA/PFOSフリーにだまされないで!

さて、「PFASの仲間たちの危険性」については、
分かってきましたね。

ここまでの内容が、
あなたにきちんと伝わっているならば、
ある一つの「真実」にたどり着くと思います。

その「真実」とは、
「PFOAフリー」や「PFOSフリー」という商品説明が、
「なんの安全性の保障もしていない」ということです。

ちなみに、「フリー」というのは、
「含まれていないよ!」ということを意味する言葉ですね。

そもそも、
今や「PFOAやPFOSは、使用が禁止されている」のに、
あえて「含まれていない」ことを名言する必要ってあるんですかね(笑)

つまり、
本当に安全性を主張したいのならば、
PFASフリー」や「非フッ素加工」と書くべきなのです。

それが、
「危険なフッ素の仲間(PFAS)は何一つ、含まれていないよ!」
ということを意味するからですね。

もちろん、
フッ素加工であっても、
安全性の検証データが示されていれば、
なんの文句もありませんが。


「PFASフリー」と「PFOS/PFOAフリー」は、
まぎらわしいですが、
それが意味するところは全く異なります。

つまり、
あえて「PFOS/PFOAフリー」を強調する企業は、
無知なお客さんをだます気が満々なのではないか?
と私は勘ぐってしまうのです。

そういう意味では、
某高級フライパンの「O様フライパン」なんかは、
少しあやしいですよね(笑)

ホームページを見てみると、
「PFOAフリー」がすごく強調されていますが、
「PFAS」という文字は一切出てきません。

もちろん、
フッ素加工フライパンなので、
「PFAS」自体は含まれるわけですが。。。


すでに、あなたが、
該当するフライパンを買ってしまっていて、
気分を害されたら、本当にすみません。

しかし、
企業の口車に乗せられて、
買い物をしてはいけないということは、
肝に銘じておきましょう。

企業は、基本的に商品を売るために
自分に都合のいいことしか言いません。

個人的には、フッ素不使用のフライパンがおすすめ

最後に、私からのおすすめですが、
もちろん、一番のおすすめは、
コーティングなし」の前時代のフライパンです。

しかし、
今さら、そんな不便なフライパンなんか
使ってられませんよね・・・

というわけで、
私からのおすすめフライパンは、

グリーンパン

です。

グリーンパン」は、
フッ素不使用のセラミック加工のフライパンです。

このフライパンは、
「PFASをまったく使わず」に
「ミネラル成分」を主成分としています。

「有害物質を使わずに、良いものを作ろう」という
企業の姿勢には、共感できますね。

ただし、
使い方には、注意点もあります。

中火や弱火で使わないといけない!とかですね。
ホームページにも書いてあります。

その注意を守らないと、
コーティングがはげてしまい、
ただの不便なフライパンに逆戻りです。

ただし、それは、
テフロン加工のモノにも同じことが言えますので、
大きな弱点とはならないとは思います。

体に悪くない!
コーティングなしは、さすがに無理!

を両立したいなら、「グリーンパン」を
検討してみてはどうでしょう。

【グリーンパン】公式サイトはこちら

テフロン加工のフライパンって有害なのか?

この度は、
「テフロン加工のフライパンは有害ではないのか」
について、取り上げました。

残念ながら、
私の結論は、「有害」です。

確かに、
テフロン加工のフライパンは、便利です。

なくなっては困るものです。

しかし、
有害だとわかっていても、
代わりのモノが簡単には見つからないのです。

そんな中で、あなたはどうしますか?

代償を払いながら、
便利さを享受するのか。

不便を受け入れ、
前時代の暮らしに立ち返るのか。

発想を転換し、
はたまた、あなた自身が
新たな物質を創り出そうとするのか。

いずれにせよ、
流されるままにCMに踊らされるのはやめ、
自分の頭で考え、判断する必要があるのです。