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会社で納得いかないことは他人のせいにしておけばいい理由

仕事がつらいあなたへ

あなたは、
職場でミスをしたことは
ありませんか?

そのミスが、
本当にあなたのせいならば、
反省は大事です。

「反省」は、
仕事で結果を出したり、
自分を成長させたりする上では、
大切なものです。

しかし、
会社では、
「明らかに自分は悪くない!」
という時でも、
なぜか反省を求められることってありませんか?

それはさすがに
納得いきませんよね?

というわけで、
今回のテーマは、
「会社で納得のいかないことは他人のせいにしておけばいい理由」
です。

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会社では、納得いかないことは他人のせいにしておけばいい理由

さて、今回のテーマは、
「会社で納得のいかないことは他人のせいにしておけばいい理由」
です。

なぜ、
会社では、
納得のいかないことを他人のせいにしておけばいいのでしょうか?

それは、
会社では、
「常に自責思考が求められるから」
です。

「自責思考」とは、
「何事も、自分の中に原因を求めること」ですね。

確かに、
「自責思考」自体は、
仕事で結果を出したり、
あなたを成長させたりする上では、
大切なものではあります。

自責思考をすることで、
自身の中に原因を求め、
改善と挑戦をくり返すわけですね。

その姿勢が、
より良い結果に結びついたり、
自身の成長につながったりするわけです。

そんな自責思考は、
すばらしい考え方のように思えますよね。

その通りです。
自責思考自体に問題があるわけではありません。

問題なのは、
会社では、「常に」自責思考が求められることなのです。

会社では常に自責思考が求められる

さて、
「自責思考」とは、
「何事も、自分の中に原因を求めること」です。

自責思考自体は、
すばらしい考え方です。

しかし、
問題なのは、
会社では、「常に」自責思考が求められることです。


例えば・・・
まずは、自責思考が
有効なパターンを考えてみましょう。

仮に、あなたが「面倒くさい」ことを理由に
仕事をサボっていたとします。

そして、
お客さんに「どうしても!」とお願いされた納期の約束を
破ってしまいました。

お客さんとの契約は、なかったことに・・・

あなたは、上司から、
「仕事中は、きちんと仕事をしないとダメだろう!」
と反省を求められることでしょう。

この場合、
失態の原因は、あなたが「面倒くさかった」ことであり、

「給料をもらっている以上、
 指示された仕事は、しないといけないな・・・」

と反省しておいた方がいいかと思われます。

そして、
あなたは今後、面倒臭くても、
サボらず、納期をきちんと守れるようになり、
仕事で結果が出ることにつながるのではないでしょうか。

安直な例えではありますが、
以上が自責思考の正しい考え方ですね。


一方、
会社では、
明らかに自責思考が有効ではない場合にも
自責思考で結論を出すことが求められることが多くあります。

ここからは、
私が経験したことです。

過労により、休職をしていた私は、
復職を前に、人事部門との面談を行いました。

人事部門に
「休職に至った原因と今後の対策を
 自分の言葉で説明してください。」

と問われた私は、正直に、
「原因は、
 過去に経験したことのない職種に異動となった上、
 人手不足で、過重労働になったためです。
 対策について、私からできることはないと思います。
と答えました。

人事部門は、
対策について、私からできることはないと思います。
という言葉が、気に入らなかったのか、
「対策を自分の言葉で説明できないようなら、
 まだ復職をさせるのは、むずかしいですね。」

と言い放ち、そそくさと
面談を切り上げてしまいました。

ほろ苦い体験でした(笑)


今だからわかりますが、
人事部門にとって、
私が休職に至った本当の原因や対策など
どうでもよかったのです。

人事部門が、
面談で本当にほしかったのは、
私が、再度、休職におちいらないために、こんな対策をします!
という自責思考により導き出した結論でした。

対策が、
社員本人の自責思考により、
導き出されたものであれば、
会社としては、非を認める必要もなく、
何の対策もしなくて、よいからです。


それを察した私は、後日の面談で、
「問題を一人で抱え込んでしまっていたため、
 今後は、周りの人に相談をします!」
と模範的な回答をすると、
人事部門は、とても満足げな様子でした。

やはり、
会社で好まれるのは、
「本音や事実」ではなく、
面倒を起こさないための「建前」だったというわけですね。

このことを理解しておけば、
会社での生活は少し楽になります。

では、なぜ
会社では、ここまで自責思考が求められるのでしょうか。

なぜ会社では自責思考が求められるのか

さて、
会社では、明らかに本人のせいではない失敗についても、
自責思考が求められることが多いという話でした。

では、なぜ、会社では、
ここまで徹底して、
自責思考が求められるのでしょうか。

それは、
「管理者が、楽をしたいから」です。

失敗が起きた時に、
当人が自身の中で、
完結できる原因と対策を考えてきてくれれば、
管理者側としては、楽ができます。

管理者側としては、
会社の制度や取引先が悪いから、
一緒に協力して改善していこう!
などということは、非常に面倒です。

ですので、
管理者側の人間は、
責任を立場が下の人に押し付けて、
自分は、楽をしようとするのです。

「ことなかれ主義」というやつですね。

こんな状態では、
発生した問題に対して、
直接的な対策が行うのは
かなり難しそうですね。

建前に本音を侵害させてはいけない

さて、
会社があなたに求めてくる自責思考は、
たいていの場合、管理者側が楽をするためのものだという話でした。

こんな時、
まじめなあなたは、
会社の行き過ぎた自責思考の強要に
真剣に付き合ってはいけません。

もちろん、残念ながら、
「建前」として、
口では、模範解答を述べる必要はあります。

ただし、
その模範解答に
あなたの「本音」を侵害させてはいけません。

悔しいかもしれませんが、
会社において、「建前」では、
あなたは、あくまで自責思考を貫く必要があります。

しかし、
「本音」では、「他責思考」でいればよいのです。

「そもそも会社の制度や指示が悪い!」
「上司の理解力が低い!」
「取引先は、話の分からない相手だ!」
という感じですかね。

おそらく、
あなたがまじめな方であれば、
あなた自身のせいで大きな失敗が起きることは
ないはずです。

ということであれば、
会社で起こる失敗は、
あなたの責任ではないはずですよね。

つまり、
会社で起きた失敗は、
すべて人のせいにしておけばいいというわけです。

これは、
あなたが自分の心を守るうえで、
非常な重要なことです。

建前では自責思考、本音では他責思考で!

さて、
今回は、
「会社で納得のいかないことは他人のせいにしておけばいい理由」
についてみてきました。

会社の偉い人は、
楽をしたいがために、
あなたに責任をなすり付けようとしてきます。

そんな人たちから、
あなたは自分の心を守る必要があります。

残念ながら、
会社で、起きた失敗に対しては、
自責思考で導き出した模範解答を述べるしかありません。

しかし、
その模範解答に
あなたの「本音」を侵害させてはなりません。

”自責”思考は、
一歩間違えれば、
”自罰”思考になってしまいます。

自罰思考を続けていると
あなたの心は少しずつ病んでしまいます。

というわけで、
会社で起きたことは、
他責思考、つまり、
他人のせいにしておけばいいのです。

会社では、
「本音」を見失った者から、
倒れていくものだと私は思っています。

しっかりと気を付けておきましょうね。