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『新解釈・三国志』ひどい!三国志好きとして許せない!

楽しかったモノ・コト

ついに、念願の
映画『新解釈・三国志』
を視聴しました。

公開当初は、
「ぜひ、劇場で見たい!!」
と思っていました。

しかし、
コロナ禍に公開ということで、
泣く泣く映画館に行くのを
見送った作品でもありました。

いや、しかし、もし、
映画館に観にいってしまっていたら
後悔で本当に涙を流していたかもしれません。

・・・というくらいの内容だと思いました(笑)
(※個人の感想です。ご容赦ください。)

「コメディ映画」というには、
あまりに寒く、
「歴史映画」というには、
あまりに雑な作りをしている作品だった。
という感じでしょうか。

福田雄一監督の作品は
嫌いではありませんが、
本作だけはどうにも、
受け入れられませんでした。

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映画『新解釈・三国志』、期待されすぎた?

言わずと知れた
中国の歴史物語・三国志。

この三国志を
福田雄一監督が実写にて、
映像化した作品が
今作、『新解釈・三国志』です。

福田雄一監督といえば、
実写映画『銀魂』などで有名ですね。

意外にも、
日本には、実写の三国志映画はなく、
それだけで、特に三国志ファンからの
期待感も必要以上に
高まったのではないかと思います。

映画『新解釈・三国志』の個人的評価

映画『新解釈・三国志』への個人的評価としては、

評価:★★☆☆☆

くらいでしょうか。

私も自称・三国志好きの一人ですので、
期待した分、がっかり感が強かったのもあります。

ポスターをかっこよく作り過ぎましたね。。。

ちなみに、
私の家族も、開始20分くらいで
みんなほぼ観るのをやめてしまっていました。

なので、
三国志をよく知らない人からしても
「あまり面白くない」
という評価で、
あながち間違っていないと思います。

いや、
「面白くない」というより、
純粋に三国志を楽しみにしていたことに対する
「肩透かし感」や「不快感」に
耐えられなかったのかもしれないですね。

ただ、
キャストが大変豪華です。

なので、
それだけで
日本の映画産業においては、
価値が高い作品だと思います。

実際、興行収入も約40億円と、
まったくもって失敗作とはいえません。

製作費は、
公開されていないようですが、
おそらくきっちり黒字でしょう。

映画『新解釈・三国志』の良かった点

まずは、
映画『新解釈・三国志』の良かった点から、
見ていきましょう。

キャストが豪華

主役である劉備役・大泉洋さんをはじめ、
内容に見合わないほど、
キャストが豪華です。

物語上、
あまり重要でない役回りに
広瀬すずさんを起用していたり、
山田孝之さんをちょい役にあてがったり、
と話題には事欠かないくらいの
ぜいたくな配役です。

各役者のファンの方々には、
これだけで映画を見に行く価値があったでしょうね。

私もそのあたりは、
確かにユニークだと感じました。

映画『新解釈・三国志』のひどい点

さて、ここからは、もう
映画『新解釈・三国志』のひどい点です。

では、見ていきましょう。

受け狙いがとにかく寒い

笑いを狙ったセリフ回しが
とにかく寒いです。

「面白くない」を
通りこして、
途中からは、とにかく寒かったです。

例えば、
あえて「キャラ付けをしない」という
大泉洋さんの演技も、
背景とのギャップによって
始終、完全に空回っていたように思います。

『横山光輝 三国志』では、
大泉さん演じる「劉備」は、
「真面目」で「実直」な青年です。

そんな物語の主人公気質の「劉備」を
大泉さんを起用して、
「コミカル」で「軽率」に描くことによって、
「意外性」と「笑い」を
演出したかったのかもしれませんね。

しかし、
個人的には、
それが、ずっと、うっすらすべっているように感じました。

ただし、
素の大泉洋さんファンには、
たまらない作品になっているのかもしれません。

三国志ファンからの評価は
さんざんだと思いますが・・・

ちなみに、私は、
「呂布」役の城田優さんの目が
ハートになるシーンには、
ゾッとして全身から鳥肌が立ちました。(悪い意味で)

三国志を描く必要があったのかという疑問

最後まで、
製作の意図がいまいち伝わって
来なかったというのが正直な感想でした。

コメディ映画として描くなら、
三国志を題材に選んだ理由は何なのか。

三国志の何を新しく「解釈」したのか。

歴史映画として描くなら、
シナリオがあまりにも薄っぺらいし、
新解釈といえども、あまりに創作性が強すぎます。

もしかしたら、深い意図はなく、
単純に『キングダム』人気に乗っかって
中国の歴史を題材にしただけなのかもしれませんね。

そう考えると、
何も考えずに見れば、
単純に楽しめたのかもしれないですね。

さいごに

少し酷評が過ぎたかもしれません。
もし、不快に感じられたら、申し訳ありません。

ただ、三国志ファンからすると、
物申したいことが多いです。

「劉備玄徳」じゃなくて、
「劉備」か、「劉玄徳」だろう!とか・・・

「孔明」の言い伝えをどう解釈したら、
あぁいう扱いになっちゃうんだ!とか・・・

三国志好きの方なら、
共感してもらえると思うんですが。。。

ただ、本作を入り口にして、
三国志に興味を持ってくれる人が
いるのも事実です。

現に私の妻は、
本作の存在を受けて、
「横山三国志」を読んでみようかなとも
言ってくれています。
(実際に読んでくれる気配はありませんが)

そういった意味では、
本作は三国志の入門としては、
ちょうどよい作品なのかもしれませんね。


さて、少し話は変わりますが、
すぐれた映像作品を見ると、
『コミュニケーション能力を上げられる』

って知っていましたか?

興味がある方は、
↓の記事もぜひ見ていってください。
きっとあなたの役に立ちますよ。