『ブレインマシンインターフェース』でできること。脳はアップグレードできるのか

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ゲームやアニメが好きな方なら、
一度は夢見る
フルダイブ技術」。

そして、
「フルダイブ技術」の実現に、
欠かせない技術。

それが、
ブレインマシンインターフェース
と言われています。

「脳」と「コンピュータ」をつないで
直接、情報をやり取りする
技術です。

ちょっと怖い気もするこの技術。

現状は、いったい
どれくらい、研究が進んでいるのでしょうか。

そして、
今後どんなことができるようになるのでしょうか。

ということで、
今回は、
ブレインマシンインターフェースでできること
について、
取り上げようと思います。

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ブレインマシンインターフェースの2つのタイプ

少しグロテスクな話になります
苦手な方はご注意ください。

現状、研究されている
「ブレインマシンインターフェース」は
大きく2つのタイプに分かれています。

・脳みそに電極をささない
・脳みそに電極をさす

の2つのタイプです。

現状の
「ブレインマシンインターフェース」は、
基本的には、
脳の電気信号を読み取る」技術です。

余談ですが、
脳の血液の酸素濃度などの
「電気信号以外の情報」を
読み取る方式も研究されていますが、
今回は割愛します。

確かに
「電気信号」を読み取るならば、
脳みそに直接、電極をさした方が、
よさそうですね。

想像すると鳥肌が立ちますね。。。
私には、怖くてできそうにありません。。。

では、
「ブレインマシンインターフェース」の
2つのタイプを
くわしくみていきましょう。

脳みそに電極をささないタイプ

まず、
脳みそに電極をささない」で、
どれだけのことができるのか
見ていきましょう。

必要なものは、
・電極のついた帽子
・導電性ジェル
です。

たまに
SF映画なんかで
配線がいっぱい生えた帽子を
かぶっているシーンがありますよね。
あんな感じです。

これで、
脳が電気信号を出すときに、
その脳波をとらえることができます。

しかし、
できるのは、
大まかに脳波をとらえること」だけです。

脳は、
頭蓋骨や皮ふに守られていますよね。

ですので、
脳波が、
脳の、どの部分から
出たのかということまでは、
大まかにしか、わかりません。

たとえば、
あなたが
「うれしい!」と思って出した脳波は、
「まばたき」をする時に出る脳波によって、
検出が邪魔されてしまうかもしれない
ということです。

つまり、
頭の外側からでは、
正確な脳の情報を得ることは
難しいということですね。

ただし、
これだけでも、
「人間の脳を研究すること」が
目的であれば、
かなり有用です。

とりあえず、
『ソードアートオンラインのナーヴギア』は
とんでもなくすごい技術だということがわかりますね。

脳みそに電極をさすタイプ

では、
脳みそに電極をさす」ところまで
いってしまうと
どんなことが
できるのでしょうか。

脳の表面に電極を
設置するということで、
もちろん、手術が必要です。

こちらは、
かなり正確な「脳の情報」を
読み取ることができます。

その「脳の情報」を利用して、
現状では、
・PCのカーソル
・ロボットアーム
などを正確に
操作することまでできるのです。

現在は、主に、
体がマヒしてしまった
患者さんたちの
活動を助けるために
技術が使われています。

なので、残念ながら、
SAOのようなゲームを作るために
使おうという方向性には
まったくなっていません。

あなたも、さすがに
ゲームのために
頭に手術をほどこす
勇気まではありませんよね。。。

ブレインマシンインターフェースに期待されること

現状の
「ブレインマシンインターフェース」が
どんな感じなのかは、
わかっていただけましたでしょうか?

それでは、
この技術に
今後、どんなことが期待されているか
というところを見ていきましょう。

脳はアップグレードできるのか

『東大王』の番組を見て、
「あ~、自分も頭がよくなりたいなぁ。」
と思ったことはありませんか?

では、
「ブレインマシンインターフェース」
を使って、
私たちの「脳をアップグレードする
ことはできるのでしょうか?

これは
「できるかもしれない」
と言われています。

最近の研究では、
脳を電気で刺激することによって、
学習能力が高まる可能性がある
ということもわかってきているのです。

脳に電気を通すのは少し怖いですよね。

ということで、
他に、少し回りくどい方法もあります。

脳には、
何かをするのに適した時間
というものがあります。

極端な例では、
朝に起きて、すぐに勉強をしても、
寝ぼけていて、
内容は頭に入りませんよね。

そして、
逆に、不思議と
「あれ?この時間は頭がさえてるな!」とか
「なんか体の調子がいいな」
という感覚を覚えたことが、
ある方もいるのではないでしょうか。

つまり、
「ブレインマシンインターフェース」を使って、
何かをするのに適した時間」を
検知して、教えてくれるようにする
という研究もあるのです。

この研究では、
ウサギの学習能力が
2~4倍に上がったという
ことも確認されています。

こちらは、少し現実的ですね。

もちろん、
ウサギと人間は
同じではありませんが。。。

脳へのインプットはできるのか

映画『マトリックス』で、
「カンフー」や「ヘリコプターの操縦」を
脳みそに直接「インプット」するシーンがあります。

あんなことは本当にできるのでしょうか?

こちらは
かなりむずかしいとされています。

というのも、
「記憶のしくみ」は、
まだしっかりと解明されていないのです。

現状では、
「脳へのインプット」に一番近いのは、
人工海馬」だと
言われています。

認知症のおばあちゃんは、
若い時のことは覚えているのに、
さっきごはんを食べたかどうかは思い出せない
などということがありますよね。

これを手助けするのが
「人工海馬」だと言われています。

「記憶」というのは、
脳の「海馬」という部分を通って、
短期記憶」が「長期記憶」に
変えられます。

なので、
「海馬」が故障していると、
「短期記憶」を長期的に
覚えていることができなくなると
いうわけです。

そして、
この「長期記憶」となるはずの
「短期記憶」の脳信号をとらえて、
正しい場所に書き込む装置

人工海馬」です。

では、なぜ、
「カンフー」や「ヘリコプターの操縦」の
「記憶」の脳信号を
脳に書き込むことは、できないのでしょうか?

それは、
「脳信号の翻訳」ができないからです。

現状、
脳信号をとらえて、
書き込むことまではできます。

しかし、そこで、
「何」を書き込んでいるのか、
ということまでは、
実は、よくわかっていないからなのです。

「受け取ったもの」を
「書き込むこと」はできても、
「書き込むもの」を
「創り出すこと」まではできない
ということですね。

ですので、
もし、脳信号を翻訳することができれば、
『マトリックス』の世界のように
脳に何かを「インプット」することが
可能になるかもしれないというわけです。

こんなことができたら、
一生懸命、資格の勉強をしなくても
よくなりますね。

さいごに

今回は、
「ブレインマシンインターフェースでできること」
について、
見てきました。

現状でも、
思ったより、すごいことができるんだ!
と思いませんでしたか?

本当にすごいことができるまでは、
もう一歩というところのようですね。

もし、
「脳に電極をさせば、賢くなれる」として、
あなたはそれをやりたいですか?

私は、やっぱり少し怖いです。

人格も変わってしまう
かもしれないのです。

しかし、脳みそに
「電極をさした人」と「ささなかった人」の間に
埋められない差ができてしまうとしたら、
選択の余地はないのかもしれませんね。

そして、
みんなが賢くなった世界では、
どんなことが起こるのか。

きっと
技術や文明がすごい勢いで
発展することでしょう。

しかし、
私たちの行動は、すべて
「誰か」に管理されるかもしれません。

そこは、
豊かなユートピアか。

はたまた、
自由のないディストピアか。

楽しみなような。
怖いような。

少なくとも
人間が人間らしく
生きられる世界だといいですね。


さて、
ほかにも世界を変えるような技術
興味はありませんか?

よければ、↓のほかの記事にも
目を通してみてくださいね。

今回の参考文献

今回の参考文献は、

ケリー・ウィーナースミス, ザック・ウィーナースミス(2020).
『いつになったら宇宙エレベーターで月に行けて、 3Dプリンターで臓器が作れるんだい!?』.
化学同人.

です。

本書は、
世界を変えるような技術について、
ユーモアたっぷりに
解説されています。

アメリカンな表現が多いですが、
なかなか面白いし、
勉強にもなります。

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