実は、死ぬより怖いこと！？会社を辞めたい人がしておくべき対策

あなたは、
会社を辞めたいと思うことはありませんか？

しかし、
あなたの会社を辞めたいという切実な思いは、
“とあること”により、
断念せざるを得ないかもしれません。

今回のテーマは、
「会社を辞めたい人がしておくべきこと」です。

会社を辞めたい人がしておくべきこと

さっそく、結論ですが、
「会社を辞めたい人がしておくべきこと」。

それは、「貯金」です。

何かの選択をする上で、
「お金」は、非常に重要だということです。

普通に考えれば、
お金もなく、
次の転職先も決まっていない中で、
何の迷いもなく、会社を辞められる人は、
あまりいないと思います。

ですので、なんとなく、
答えは、予想通りだったかもしれませんね。

しかし、
その裏側には、
“興味深い調査結果”があるのです。

それでは、くわしく見ていきましょう。

ネブラスカ大学のカレン・ドワイアーが、
興味深い調査を行いました。
（参考：Is Public Speaking Really More Feared Than Death?）

どのような調査かというと、

「恐怖を感じる様々なこと」のリストを作成し、
８１５名を対象に、リストの事柄について、
「恐怖を感じるかどうか」を尋ねたのです。

そして、
人が「どのようなことに、恐怖を感じることが多いのか」を
ランキング化したのです。

その結果は、下の表の通りになりました。

表１．怖いと感じることのランキング

この調査によれば、
「死」よりも、怖さを連想させることが、
なんと２つもあるのです。

それは、
「人前でのスピーチ」と「お金の問題」です。

もし、あなたが、
「人前でしゃべるのが苦手だな」と感じているとしたら、
実は、あなたの周りの半分以上の人も、
同じように感じているということです。

そして、
「お金の問題」を半分以上の人が、
「死」よりも恐れていることもわかります。

もし、仮に、
あなたが、不本意な中で、
「人前でスピーチ」をしなければならない仕事に、
就いていたとしましょう。

あなたは、
その仕事を辞めたいと思うはずです。

しかし、
あなたが、ほとんど貯金をしていなければ、
仕事が辞めた時に、「お金の問題」を抱えることに
なってしまいます。

その状態は、
「仕事を続ける」にしても、
「仕事を辞める」にしても、
「死」よりも、恐怖を感じてしまう可能性が高いということです。

つまり、
嫌な仕事を辞めたいならば、
「お金の問題」を抱えないように、
きちんと「貯金」をしておくことが
重要だといえるわけですね。

さて、では、
どれくらいの金額を貯金しておけば良いのでしょうか？

これについては、
残念ながら、明確な答えはなく、
「自分がお金の問題を抱える心配がないと思える金額」
が正解となります。

それは、あなたの環境や性格などによって
変わってくるでしょう。

場合によっては、
「お金がいくらあっても不安！」
という人もいるかもしれませんね。

そのため、
こういったことについては、
理論的に判断し、自分自身を納得させ、
安心させてあげることが必要になります。

一例として、私は、
過労で休職し、復帰に２年間を要するという
苦い経験をしました。

この経験から、私にとっては、
「２年間の生活費＋α」が、
「自分がお金の問題を抱える心配がないと思える金額」の
１つの目安となっています。

だいたい４００万円程度でしょうか。

しかしながら、
この金額も、昨今のインフレにより、
将来的には、変わっていくことでしょう。

今回は、
「会社を辞めたい人がしておくべきこと」を見てきました。

過去の調査によれば、
人が、「死」より恐怖を感じることが多い事柄として、
「人前でのスピーチ」と「お金の問題」が挙げられています。

もし、あなたが、
今の仕事がつらいと考えているならば、
「お金の問題」を遠ざけるために、
十分な「貯金」をしておく必要があります。

しかしながら、
どれくらいの金額を貯金すればいいのかは、
環境や性格によって、異なります。

もし、自分でうまく決められない場合は、
まずは、「２年分の生活費」を目安に貯金を進めてみてはどうでしょうか。