「魚は体にいい」と思っている人が知っておくべき不都合な真実

健康を守る
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お肉に比べて
魚は体にいい
と思っている人も多いのではないでしょうか。

「魚を食べると、頭がよくなる~♪」
的な歌もありますよね(笑)

しかし、
意外にも「魚が体にいい」という
化学的な根拠はあまりありません。

さらには、
魚を食べることには、
意外なリスクもあるのです。

ということで、
今回は、
魚って本当に体にいいの?
について、
見ていこうと思います。

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今回の参考文献

今回の参考文献は、

ティム・スペクター(2021)
『歪められた食の常識―食品について聞かされた事のほぼすべてが間違っているわけ』.
白揚社

です。

著者のティム・スペクター氏は、
過去に900篇以上の論文を発表している
医療分野の専門家でもあります。

魚を食べても頭はよくならない

魚には、DHAが
含まれているから、
食べると頭がよくなるよ!

と聞いたことはないでしょうか?

しかし、
それは旧時代の常識です。

これこそ、
食品業界によって、
巧みに作りだされた固定観念なのです。

実際におこなわれた
比較試験によれば、

・就学前の子どもに関して、昼食に
 肉の代わりにサバやニシンを食べてもらっても、
 認知機能の向上は認められなかった。

・妊娠中のお母さんに
 魚油サプリメントを飲んでもらっても
 その子どもは賢くならなかった。

などということが報告されています。

とりあえず、
無理をして、
サプリメントを購入されている方は、
少し冷静になった方がいいかもしれませんね。

養殖魚には抗生物質の残存の可能性も

あなたは、魚に関して、
「天然もの」、「養殖物」というのを
気にしたことがありますでしょうか?

実は、
養殖魚には、
大量の抗生物質が使われます。

養殖魚は、
ものすごく密集した状態で
育てられます。

そのため、
病気が非常に広まりやすいという難点があります。

そして、
その病気が広まるのを防ぐために
大量の抗生物質が必要になるわけですね。

サケで有名なチリでは、
2014年には、
30万kgの抗生物質が使われたそうです。

一応、養殖業者は、
みなさんが魚を食べるころには、
抗生物質は、魚から排出されている!
と主張しています。

しかしながら、
2014年にアメリカで
おこなわれた調査の結果、
サンプルの3/4で
抗生物質が検出された

とされています。

また、
大量の抗生物質の使用においては、
「耐性菌の発生」についても問題となります。
くわしくは下記の記事にまとめています。

確かに、
最近では、
消費者の健康意識の高まりを受け、
養殖場では、抗生物質の使用を
少しずつ抑える流れになっています。

しかしながら、
特にチリのような新興国では
きちんと対策がなされているのかと
少し不安な気持ちも残ります。

魚は偽装が多い

あなたは、
魚の切り身を見て、
その魚の名前を当てられますか?

その名前、本当に間違いありませんか?

・・・魚は、
大変、偽装の多い食品なのです。

国際海洋保護団体の「Oceana」によれば、
アメリカの277か所で購入された
魚400点のうち、
1/4近くが偽装されたものだったとされています。

加えて、
アメリカのすし屋のネタの
約半数が偽装されているという
報告もあるのです。

アメリカの話題が多いですが、
日本では、
偽装がおこなわれていないことを願うばかりです。

2016年のOceanaのレポートを見てみると、
日本に不正はないようですが、
巧みに隠されていて、
不正が見つかっていないだけ。
という可能性もゼロではありません。

しかし、
このレポートを信じるなら、
「国産の魚を選ぶ」というのは
賢い選択かもしれませんね。

最近は産地の偽装も
よく問題になっていますので
何を信じていいのかわかりませんが(苦笑)

魚に含まれるマイクロプラスチック

魚には、
鉛や水銀、カドミウムなどの
重金属が含まれているというのは有名な話です。

それだけでも十分怖い話なのに、
近年はそれだけにとどまりません。

魚は、
プラスチックの微粒子(マイクロプラスチック)
によって
汚染されてしまっているというのです。

2018年の調査では、
大西洋の魚233匹のうち
73%の体内から、
かなりの量のマイクロプラスチックが
見つかった

という報告もあります。

そして、一説によると、
2050年には、
海の中のプラスチックの総重量が
魚の総重量を超えてしまう

というデータもあるそうです。

残念ながら、
マイクロプラスチックが魚を通して
私たちが摂取してしまった場合の
リスクについては、
まだほとんどわかっていません。

しかし、
あまりいいことはなさそうに思えます。

もしかしたら、
プラスチックの微粒子が
環境ホルモン的な働きをする可能性も
十分に考えられます。
ちょっと怖いですね。

くわしくは↓の記事をどうぞ。

さいごに

今回は、
魚って本当に体にいいの?
について、
見てきました。

みなさんも
「魚は体にいい」という
漠然としたイメージを
もっていたのではないでしょうか。

魚は
「養殖もの」より「天然もの」の方が
いいという話は
こういったところからも
来ていたのですね。

少し耳の痛い「真実」も
あったかと思いますが、
みなさんが
魚を食べるという選択をするときに
何かしらのヒントになればうれしいです。

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